建設業ブログ

屋根塗装

屋根塗装の流れや屋根の種類を紹介!塗り替えがお得な時期はあるのか?

外装塗装とセットで行われることの多い屋根塗装。屋根も外壁と同様多くの紫外線を浴び、雨や風にさらされてるお住いの中で最もダメージを受けやすい部分です。

また普段目にする機会が少ないことから、気が付いた時には劣化がかなり進行していたというケースもあります。雨漏りがないから大丈夫ということはありません。

 

・主な屋根の種類

屋根といっても、屋根材にはいくつかの種類があります種類によっては塗装の必要のないものもあります。ご自宅の屋根が何なのかを確認しましょう。

 

・ストレート屋根

薄い板状に加工された建築材の事です。

軽量の為耐震性に優れており、現在住宅の屋根で最も多く使われている素材です。この素材には防水性はなく徐々に塗装された表面の防水性が落ちてきますので新築から10年を

目安に塗り替えましょう。

 

・日本瓦・洋瓦

耐久性が高く、そもそも表面に塗料処理がされてないため、塗装のメンテナンスは必要ありません。破損した場合は1枚単位で交換します。

・セメント瓦

防水性を塗装に依存している為、定期的な塗装メンテナンスが必要となります。

 

・トタン屋根

亜鉛メッキの板を使用した屋根の事です。ベースが金属なので、塗装が必要な素材です。錆が発生しやすいため、錆を取り除くけれん作業をしっかり行っていきます。

 

・ガルバリウム屋根

ガルバリウム鋼板とはアルミニウム、亜鉛合金メッキ鋼板です。トタン屋根よりもさびにくく、耐久性が高いのが特徴です。

こんな場合は相場より高くなりがち

実際に見積もりを取ってみたら、相場より高い金額が出てきてしまった場合、以下の理由が考えられます。

1.高級塗料を使う場合

フッ素塗料、無機塗料などの高耐久性の塗料や、断熱・遮熱塗料といった高機能性の塗料を使う場合には、材料費が高くなります。

4-2.屋根の形や家の形が複雑で塗装面積が大きい場合

同じ30坪の住宅でも、形によって屋根、外壁の面積が異なります。形が複雑になる程、塗装面積が大きくなります。総2階の1Fと2Fがほぼ同じ作りをしたものが1番単純で、ベランダが大きく出ている、下屋根が大きい場合などは塗装面積が大きくなります。

4-3.屋根の勾配が大きい場合

屋根勾配が大きいと、屋根足場という特殊な足場が必要になります。屋根足場は、勾配の大きい屋根でも安全に作業できるものです。5寸(約26.5度)以上の勾配がある場合には、一般的に屋根足場が必要となります。

4-4.屋根、外壁が著しく傷んでしまっている

損傷が激しい場合、塗装作業だけでなく、一部補修作業などが必要な場合には、工事費用がその分高くなります。

例えば、以下の外壁はヒビ割れが見られます。このようなヒビ割れは雨漏りの原因となりますので補修が必要です。

外壁ひび割れ補修

 

5.屋根・外壁塗装の費用を抑える方法

屋根・外壁塗装は、お家のメンテナンスのために行う工事ですが、金額が大きいためなかなか実施に踏み切れないといった方も多いです。同じ品質の工事なら、できるだけ工事費用を抑えたいですよね。

そこで、屋根・外壁塗装の費用負担を少しでも減らす方法についていくつかご紹介いたします。

5-1.補助金を活用する

自治体の補助金制度が活用できる場合があります。工事費用の一部を補助してくれることがあるため、ご自身の住む自治体に条件等を問い合わせてみましょう。省エネ対策の一環として、遮熱塗装などで適用となる制度を設けている自治体もあります。

5-2.相見積もりをする

相見積もりとは、2,3社などの複数の業者から見積もりを出してもらうことです。相場感がわかり、値引き交渉などができる材料となります。業者も相見積もりがあるとわかっていると、少し金額を下げた見積もりで持ってくることもあります。

5-3.社内に職人がいる屋根・外壁塗装専門業者に依頼する

工事を下請けに任せている会社の場合、中間マージンを取っているため工事費用が高くなります。自社で職人を抱えている施工業者に依頼することで、リーズナブルに工事を行うことができます。

信頼できる外壁・屋根の塗装業者を見つける方法

優良業者を見つけるためには、いくつかのチェックポイントがあります。パンフレットや説明がよくても、実際に工事に入るとトラブルが多いという業者も稀にいますので注意が必要です。

  • 建築業許可、塗装技能士の資格有無
  • 自社施工が可能な業者か
  • 地域での施工事例はあるか

 

6.まとめ

屋根・外壁塗装工事の相場について、坪数ごと、単価を含めた実際の見積もり例を参考にご紹介いたしました。

【外壁と屋根の塗装費用相場】
坪数 費用相場
20 60~90万円
30 80~140万円
40 100~160万円
50 120~180万円
60 140~200万円

相場が分かっていれば、実際に業者に見積もりを取った際に、本当に契約を結んでも大丈夫かどうかの判断基準になります。

ご自身ですでにお見積もりを取っている場合も、これから見積もりを取ろうと思っている方も、本記事で解説した相場を参考にしていただければ安心して外壁や屋根の塗装を進められるはずです。

すでに各社に見積もりを取った後は、見積もり書の中身をきちんと確認しましょう。

見積書の書式は、各業者で異なりますが、工事項目についてはほとんど同じになります。これらの項目の単価と、使用する塗料の違いを比較することで、見積もり内容について業者の特徴がわかるようになります。

見積書の作り方で、丁寧な会社かわかることもありますので、金額、内容に納得した優良業者に依頼し、満足いく塗装工事にしましょう

雨の日の安全対策

雨の日の作業安全対策☔

 

今日、気象庁は関東が梅雨入りしたと発表しました。

平年よりも15日ほど遅いようです。広範囲で大雨の恐れがあり、最新の気象情報に注意が必要ですね。

雨の作業において安全対策が欠かせません。建設現場やその他の作業現場では雨による危険が潜んでいる為、十分な注意が必要です。

 

雨の日の建設現場における注意点

雨による滑りやすさや視界の悪さなどに対応するため、特に足元の確保や、作業員同士のコミュニケーションを重視する必要があります。

雨の日は滑りやすいため、転倒や転落のリスクが高まります。作業場所の周囲には適切な足場を整え、滑りにくいシューズを着用しましょう。

特に屋根や高所での作業は、より慎重に行う必要があります。作業員同士で連携を取り、互いの安全を確保することも重要です。

 

次に、雨による視界の悪化にも注意が必要です。

雨滴や水しぶきで視界が妨げられることがありますので、安全帽や保護メガネを着用し、しっかりと作業を

行いましょう。作業現場での信号の確認や指示も特に雨の日には注意が必要です。

そして電気の使用にも注意が必要です。

雨水や湿気が原因で発生する漏電や感電のリスクが高まります。配線や電気機器の点検や交換は、雨が止んだ後に行うほうが安全です。

また、雨の中での電気作業は専門のスタッフに依頼することをおススメします。

 

雨の日の危険個所と対策

危険個所の1つは、通路や足場の滑りやすさです。雨天時には、足元が濡れて滑りやすくなるため歩いたり作業をする際に転倒するリスクが高まります。

対策として滑り止めマットやグリップ力のある作業靴の使用を推奨します。

もう一つとしては、雨水の溜まり具合です。

傾斜や、排水設備の問題により水たまりが深く足元が見えにくかったり水かさが深くなったりすることで作業時の事故が起こりやすくなります。

 

そして雨漏りによって作業場の床や作業機器が濡れることで滑りやすくなったり感電の恐れもあります。このような場合には、濡れた個所を速やかに乾かしたり

修理するなどの対策が必要です。

 

最後に

大雨や台風など悪天候が予想される場合、安全の確保や資材を守るために賢明な判断を現場監督は下すことが求められます。

天気の急変や地震など予測不能な自然災害に

備えて現場での非常時の対応についても考えておく必要があるでしょう。

建設現場では、天候によって作業の進行が左右され労働者の作業の危険も変わってきます。現場監督は悪天候で工期が遅れることに焦って

作業を急ぐのではなく、作業員の安全を1番に考えることが大切です。

 

 

孤独死の増加

賃貸に住む一人暮らしの人が亡くなった後の遺留品の処分について、親族と連絡が取れず、多額の費用や時間・手間がかかることや相続権によるトラブルなどで撤去が難しいことが問題になっています。

実際にどのような問題が起こっているのか、また孤独死の現状や遺留品処分の最適な解決方法とは?

 

単身世帯の増加で「孤独死」が年々増えている!

長寿化や核家族化の影響で単身世帯が増え、それにともない孤独死の件数も年々増えています。また、一般的に「孤独死」という言葉を聞くと身寄りのない高齢者をイメージしますが、

60歳以下の孤独死も増えているそうです。

たしかに、もし家族がいないと考えると、自分の看取りや葬儀、死後事務を一体誰に頼んでおけばいいのか、分かりませんね……。住まいについて言えば、大家さんに対応してもらうようなことも生じるのでしょうか。

(写真/PIXTA)

(写真/PIXTA)

遺留品の処分が大きな問題に

「大家さんにとってまず必要なこととして考えられるのが“家賃や共益費の滞納分を誰に払ってもらうのか”ということと“原状回復をどうするのか”の2つだと思います。

ご存じの通り住居内で死亡された場合、その住居は”事故物件”として扱われ、しばらくの間、入居者の募集が厳しくなります。

 

よく孤独死の問題として取り上げられるのはその2つですが、見落とされがちなのが”残置物・遺留品の処分”です

実際に私も家族のいない人が亡くなった場合、その人が残した物を誰がどのように処理していくのか想像がつきません……。

「日本少額短期保険協会が行った調査では、孤独死の際に大家さんに生じた損害額が明らかになっています。原状回復にかかった費用の平均が約36万円ですが、残置物処理にも平均で約21万円程度かかっているのです」

日本少額短期保険協会「第4回孤独死原状レポート」より抜粋

日本少額短期保険協会「第4回孤独死原状レポート」より抜粋

大家さんの管理次第で、遺族から訴えられることも

21万円! それは大家さんにとっても大きな負担です。さらに奥田さんは、残置物処理については費用の問題だけではなく、相続の権利が最もトラブルになる原因だといいます。

「相続人がはっきりしない場合でも、第三者である大家さんが亡くなった人の物を勝手に処分をすることはできません。それは使い古した家財道具など財産としての値打ちがほとんどないものでも同じです。

そのため、相続人が見つからない場合、大家さんが家庭裁判所に申し立てをすることで相続財産管理人を選任する制度があります。

ところが、この制度を利用するには、与納金として80万~100万円が必要です。また最終的に遺留品を国庫に引き継ぐまで平均で10カ月程度を要するため、

その間の残置物の保管や管理・運搬費用も、大家さんにとっては大変な負担となります」

 

法や政治が行き届かない部分を埋める、NPOの取り組み

このように現在、残置物処理の問題は本質的な解決が非常に難しい状況にあります。

国会では既に遺留金について質疑がなされていたり、2017年1月には国土交通省が全国の都道府県に対して公営住宅で亡くなった単身者の残置物への対応方針を策定するよう通知したりしています。

けれども、民間賃貸住宅について実行力のある法改正が行われるにはまだまだ時間がかかりそうです。

そうした国や自治体の法制度が行き届かない“穴”を埋めるべく、抱樸では独自で自立のサポートや互助の仕組みを設けています。

「抱樸の自立生活サポートセンターでは、ホームレスの方を中心に自立、介護、そして最後の看取りまでサポートしています。

抱樸では、自立支援住宅の提供などを通じて、「ハウス=経済的貧困」と「ホーム=社会的孤立」の両面から支援をしている。写真はお弁当配布時の様子(画像/抱樸)

抱樸では、自立支援住宅の提供などを通じて、「ハウス=経済的貧困」と「ホーム=社会的孤立」の両面から支援をしている。

また、亡くなった後にお葬式をやってくれる家族がいない人のために、月500円で入会することができる互助会も運営しています。万一のことがあったときには、互助会が家族の代わりにお葬式を執り行うのです。家の片付けや遺留品の処分は、ボランティアの人たちで行います。それでもやはり、処分後に遺族が現れて相続権を主張されるようなことがあれば、トラブルになりかねないでしょうね

身寄りのない人を家族に代わって葬儀を行ったりする活動もしている(写真/抱樸)

単身者でも安心して住み続けられる未来のために

これらの問題を解決して、単身者の人でも安心して住み続けるためにはどのようにすればいいのでしょうか。改めて奥田さんの考えを聞きました。

「現在、行政で行われている空き家の撤去や休眠預金の活用等は本来、個人の財産であるものを公共性の観点から行政が手を入れられるように法制度を改定したものです。

同様に残置物についても同じような手続きが取れるようにしないと、関連するさまざまな問題が放置されたままの状態になります。

 

多くの人にとって他人事ではなく、この問題に関心をもってもらい、国や自治体の具体的な施策につながることを望みます

 

たしかに奥田さんのいう通り、訴訟リスクや処理費用の負担を大家さんだけに委ねている現状では、単身者に家を貸したくないと考える大家さんは少なくないでしょう。

この状態が続けば、現在でも住宅の確保が難しい身寄りのない人や高齢者、障がい者、外国人などの人たちが一層困窮する可能性があります。

 

特に家族のいない単身者であれば、住む場所を失ってさらに孤立を深めることになりかねません。

残置物の問題は単体の問題だけではなく、住宅確保や生活保護の問題にも、影響していく可能性があるのですね。

単身者、つまり「ひとり暮らし」になる可能性は誰にとっても無縁ではないでしょう。実際に私も将来、親がどちらか亡くなってしまったら、兄弟や子どもと疎遠になってしまったら、と考えると自分や家族のことが不安になります。

将来の不安を払しょくするために私たちができることは、まずは現在起こっている問題に興味をもち、市民として有権者として積極的に声を上げることかもしれません。

建設現場の施工管理とは?

建設現場の施工管理とは?必要な安全管理についても解説します。

サステナブルな働き方の実現に向けて、様々な業界が取り組みを進めていますが、建設業界もその一環です。

建設現場において安全かつ円滑に工事を勧められるように工期全体を管理する役割を担っているのが施工管理です。中でも、作業員の健康と安全の確保を目指す

安全管理は、職場環境の整備の為だけでなく工期内の工事完遂を実現するための要素としても重要視されています。

 

 

施工管理とは?

品質管理・コスト管理・工程管理・安全管理・環境管理の総称で、建設現場において安全に配慮しつつ作業員を指揮監督し工事全体を管理する業務の事です。

施工管理の業務内容は、工事ごとのスケジュール管理、業者との打ち合わせ、作業員の調整、建設資材の発注・納期管理・品質管理のほか、書類の作成や役所への手続き、

工事依頼者への対応など、多岐にわたります。

 

安全な作業環境を確保するため、建設現場を巡回することも施工管理の重要な役割の一つです。

施工管理の仕事にあたり資格は不要ですが、将来的に施工管理者として働きたい場合は、現場で経験を積みながら

”施工管理技士”の資格を取得するのが一般的です。

”建築施工管理技士”の資格には、1級と2級がありそれぞれ業務範囲が異なります。

2級建築施工管理技士であれば、すべての工事現場に配置が義務付けられている”主任技術者”の業務を担う事ができます。

 

施工管理の5つの要素

施工管理では、定められた工期内高品質な建物を予算内で建設することが求められます。さらに、作業員の安全や建設現場周辺への配慮も欠かせません。

・品質管理

建物の品質や安全性を確保するために重要になるのが品質管理です。

仕様書や設計に基づいて、耐震性や耐火性などの法令基準を満たした建物を建設するよう管理します。材料を正しく使っているか、

工法を守っているか、強度やゆがみ、寸法に問題はないか確認するほか、要所で施工状況を撮影し適切な工事ができているか確認することも重要です。

・原価管理

高品質な建物を建設しても、コストがかかりすぎれば利益を確保できません。そこで必要になるのが原価管理です。

人件費や資材費などの原価を計算し、予算内で工事を完了できるように調節します。

工事を始める前に、工事の規模や内容など考慮して予算書を作成し、削減できる費用はないか考えることも必要です。

 

・工程管理

期限までに工事を完了できるよう、スケジュールを作成し、進歩状況を確認しながら工期を管理します。

建設現場では天候やアクシデントにより、期限の変更を余儀なくされることがあります。

 

・安全管理

危険な作業の多い、建設現場において、安全に工事を進めるための環境を整える業務が安全管理です。作業現場をパトロールして

危険な場所や作業を把握し起こりうるリスクを作業員に周知したり、機械や工具を定期的に点検し不具合があれば修理をしたりします。

 

・環境管理

建設工事によって周囲に騒音や振動の被害を与えないように、また、工事によって自然環境えお損なう可能性が無いように対策を講じる必要があります。

周辺環境・自然環境・職場環境などがありどの環境を重視するかは建設現場によって異なります。施工管理者はあらかじめ各現場や周囲を調査して状況を把握し

それぞれに必要な対策・措置を検討することが求められます。

 

施工管理の中でも重要な安全管理

建設工事で何よりも重要なのは、無事故で工期内に工事を完了させることです。

人命がすべてにおいて優先されるのはもちろんの事、それに加えて施主・工事業者をはじめ、工事にかかわる企業にとって安全が経済的なメリットにも

繋がります。

 

もし事故が発生すれば工事が停止し、不稼働による損失や納期遅延が発生する恐れがあります。

こうした観点からも、工事現場における安全意識は年々高まっており、施工管理における安全管理もさらに重要視されています。

・事前準備

安全衛生計画の作成

安全管理衛生管理の基本方針や目標、労働災害防止対策などの安全衛生管理計画を作成します。

作業手順の作成

■ 作業場所の安全対策

 

3. 高所作業での安全対策
現場環境を考えて、安全で使いやすい設備機械を使用するようにします。

開口部周辺には囲いや手すり・養生ネット・蓋などを設け、足場上で作業する作業員や工具、材料などの落下を防止する安全ネットや手すりなどを設置します。

墜落・転落のおそれがある場所で作業する作業員に対しては墜落制止用器具の使用を徹底し、その扱い方や機能についての特別講習を実施します。

 

4. 滑り転倒防止対策
作業通路の段差や凹凸、継ぎ目などを解消し、階段に滑り止めテープを貼り、転倒の注意喚起をする看板などを設置します。

常に整理、整頓、清掃を徹底することで、物につまずいて転倒したり、床面の水濡れで滑ったりなどの事故を未然に防ぐことができます。

 

5. 季節や天候に応じた安全対策
屋外での作業が多い建設現場では、猛暑や雨天、強風など季節や天候に応じた対策が必要です。

外に置いている資材が雨に浸水したり、強風で飛ばされて落下したりしないように注意します。また、悪天候により墜落などの事故が予測されるときは、作業を中止する判断も必要です。

■ 定期点検

6. 安全パトロールの実施
作業現場に潜む危険要因を見つけるため、毎作業日1回以上巡視し、問題を発見した場合、改善を図ります。

7. 決められた手順・工法を守っているかを確認
事前に作業手順を検討して、作業者に周知します。また、決められたルールや作業手順を守り、正しい工法で作業しているかを巡視して確認します。

8. 使用する機械や設備、器具の安全点検
作業を開始する前に、機械に誤作動や故障がないかを点検し、修理などを実施します。足場や型枠支保工などの仮設設備については工事中も点検・整備を励行します。

また、墜落制止用器具の 点検・保守、保管や安全ネットの損傷確認なども徹底します。

■ 作業員への対応

9. 作業員の体調や睡眠のチェック 
ヒューマンエラーを防ぐため、作業員の日常の健康状態を把握するとともに、作業開始前に、

風邪をひいていないかなどの作業員の体調や睡眠不足の状態のまま現場に立っていないかなどをチェックし、状況に応じて適正な配置を行います。

作業中も頻繁に巡視して、作業員の体調に異常はないかを確認し、作業員同士での声掛けを促します。

 

10. 作業開始前の打ち合わせ
毎日、作業開始前に作業員を集めて打ち合わせを実施します。

 

11. 作業員への教育の強化 
現場に新しく配属された作業員だけでなく、ベテラン作業員も含めて、リスクを予知・回避するための教育をします。

新規作業員に対しては、初めて建設現場に入場する際に実施する「新規入場者教育」の場所や資料提供などの支援をします。

 

12. ヒヤリハットの共有
重大な事故には至らなかったものの、その恐れがあった事例を「ヒヤリハット」といいます。

どこでどのようなときにヒヤリハットが起こったかを記録し、作業員に共有することで、事故を未然に防ぐ効果が期待できます。

事故や災害が発生した場合は、工事施工や安全管理、現場の責任者や事故の関係者とともに原因を追究し、再発防止対策を立てます。

 

 

施工管理に求められるさまざまな能力

前章では安全管理について詳しくお伝えしましたが、施工管理は重要であり、ひとつとして欠かすことはできません

業務内容が多岐にわたる施工管理には、次に挙げるような幅広い能力が求められます。

■ コミュニケーション力 

施工管理の仕事では、工事現場の作業員や職人、会社の上司、関連会社の人など、少なくとも数十人もの人とやり取りを行います。

現場での人間関係が良好であれば相互理解が進み、チームワークが高まり円滑 な作業につながります。性別や年齢、

経験値が異なる人が混在する現場だからこそ、どのような人とも円滑にコミュニケーションを図れるスキル が求められます。

 

■ マネジメント力

施工管理ではプロジェクト全体を把握し、作業員のモチベーションを保ちながら業務を進行する能力が必要です。

 

■ 問題解決力

建設現場は機器の不具合や資材の納品遅れ、作業員の欠如や事故・災害、近隣からの苦情など、予期せぬトラブルが発生します。

施工管理では起こりうるリスクを察知し、対策をとれる危機管理能力が必要です。また、発生してしまったトラブルに対して適切に対処できる判断力や問題解決能力も欠かせません。

 

■ スケジュール管理能力

工事を期限まで完了するためのスケジュール管理能力も重要です。悪天候や作業員不足などで予定通りに作業が進まない事態も考慮したうえで、

進捗状況を確認しながら工期内に完了させる能力が必要です。

まとめ

施工管理は、建設現場にかかわる人たちを取りまとめ、安全な環境で期日までに工事を完成させる重要な役割を担っています。

危険性をともなう建設現場では作業員の安全の確保が何よりも重要です。そのため、「安全管理」は最優先事項であり、

安全な環境の確保は、工期内に安全に工事を完了するだけでなく、作業員が安心して、やりがいをもって働き続けることができる職場環境の実現にもつながるでしょう。

 

電気代問題・・・

6月使用分から電気料金引き下げ措置がなくなる!?電気代高騰について、みんなどう思っている?

電気代が6月使用分から高くなる。値上げではなく、経済対策による値引きの終了だ。

一条工務店の調査によると、このことを7割以上が「知らなかった」と回答している。物価高に加え、生活インフラともいえる電気代の値引き終了で、家計を圧迫することになりそうだ。

消費者は、どう思っているのだろうか?

 

「電気・ガス価格激変緩和対策」により2024年5月まで電気料金が値引き

さて、電気料金が値引きされていた理由は「電気・ガス価格激変緩和対策」が実施されていたからだ。

まず、ロシアによるウクライナ侵略などの世界情勢により、燃料価格が上昇したことなどの影響を受けて、

電気・ガス料金の単価から一定額を値引きする措置を、2023年1月の使用分から12月の使用分まで行っていた。この措置の継続が2023年11月に閣議決定され、

2024年4月の使用分まで継続、5月の使用分については激変緩和の幅を縮小して実施されていた。つまり、5月使用分ですでに値引き幅が縮小されていたわけだ。

 

■電気・ガス価格激変緩和対策による値引き単価(沖縄電力を除く)

適用期間 電気(低圧) 電気(高圧) 都市ガス※
2024年1月使用分(2月検針分)から 3.5円/kWh 1.8円/kWh 15円/m3
2024年4月使用分(5月検針分)まで
2024年5月使用分(6月検針分) 1.8円/kWh 0.9円/kWh 7.5円/m3
※家庭及び年間契約量1,000万m3未満の企業等が対象

7割以上が、電気料金の引き下げ措置が終了することを知らない!

一条工務店が、2024年3月に全国の男女897名を対象に「家庭の電気料金に関する意識調査」を実施した。

「政府が実施している『電気・ガス価格激変緩和対策事業』による電気料金の引き下げが2024年5月使用分で終了することを知っていますか?」と聞いたところ、実に72.9%が「知らない」と回答した。

出典:一条工務店「家庭の電気料金に関する意識調査2024」

出典:一条工務店「家庭の電気料金に関する意識調査2024」

知らないという人たちは、6月以降の電気代やガス代を見て、驚くことだろう。この調査で、「電気料金の引き下げが行われなくなる2024年6月以降、家計に不安を感じていますか?」

と聞いたところ、「とても感じる」が60.1%、「やや感じる」が34.3%で、合わせて9割以上が家計に不安を感じるという結果になった。

 

家計を圧迫する電気代の高騰、節電はしているけれど…

実は、一般家庭で値上がりによる家計の影響を最も受けているのは、ガス代よりも電気代だ。

 

 

調査で「物価上昇によって、家計で最も影響を受けているのは何ですか?」と聞いた結果を見ると、ガス代の7.5%よりも、食費の36.8%よりも、電気代の42.3%が一番多いのだ。

出典:一条工務店「家庭の電気料金に関する意識調査2024」

出典:一条工務店「家庭の電気料金に関する意識調査2024」

その結果、「冷房や暖房を使うのを我慢」したり(「とても我慢する」10.9%「やや我慢する」49.6%)、「日常的に節電」したり(「している」70.0%)、しているのだ。

具体的には、過半数の人が「照明をこまめに切る」、「衣類で温度調節をする」、「エアコンの設定温度・角度を調整する」といったことをしていた。

出典:一条工務店「家庭の電気料金に関する意識調査2024」

出典:一条工務店「家庭の電気料金に関する意識調査2024」

 

電気代を節約するために、住宅でできることとは?

節電のためのさまざまな工夫をしている家庭が多いことが分かったが、工夫だけではなかなか節約できない場合もあるだろう。

一時的に費用はかかっても、住宅のほうを変えることで、より多くの節電ができる場合もある。

まずは、「省エネ住宅」や「ゼロエネルギー住宅」への改修だ。住宅を断熱材でしっかり覆い、熱の出入りが激しい窓まわりの省エネ性を高めると、エアコンの冷暖房の効果が高まる。さらに費用はかかるが、太陽光発電などの設備を搭載し、それを蓄電池に溜めるなどして、電力会社の電気にあまり頼らない生活をするという方法もある。

 

調査結果でも、「省エネ住宅」(70.1%)、「太陽光発電」(67.7%)、「蓄電池」(67.9%)のそれぞれにとても興味があると回答していた。

もっと手軽にできるのが、家電を省エネ性の高いものに買い替えることだ。実は筆者もエアコンの買い替えを検討している。

なぜいま検討しているかというと、補助金が出るからだ。

たとえば、東京都では、省エネ性の高いエアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具に買い替えた都民にポイントを付与する「東京ゼロエミポイント」を実施している。

現行のゼロエミポイントは、2024年9月30日までが対象だが、10月以降はさらに拡充される予定となっている。

ポイント付与から、登録店舗で直接購入額から値引きされる形になり、使い勝手も変わる予定だ。

 

こうした補助金は東京都に限ったことではない。

ヤマダ電機の「省エネ補助金制度対象市区町村一覧」というサイトを見ると、多くの自治体で、省エネ家電の買い替えに対する補助金の制度があることが分かる。

今はカーボンニュートラルが求められているので、家電だけでなく、太陽光発電などの発電設備、エネファームなどの家庭用燃料電池、

節水トイレや節水シャワーヘッドなどの節水設備、処理場の焼却時の省エネになる生ごみ処理機などに対する補助金などもあることが分かる。

 

補助金の制度は、予算枠に達すると申請受付が打ち切りになったり、制度内容が変わったりするので、

自分が住む自治体に省エネに対するどんな補助金があるか、自分で調べることをおススメする。

古い家電を使い続けるよりも、省エネ性の高いものに買い替えたほうが、電気代が削減できることも多いし、

新しいものほどさまざまな機能が搭載されているので、使い勝手もよくなる。同様に、古い住宅に住み続けるよりも、省エネ性を高める改修をするほうが

省エネでかつ快適に過ごせることも多い。

 

一時的に費用がかかるうえ、家電販売店やリフォーム会社に行って詳細を決める手間がかかったりはするが、長期的に節電になるという効果もあるので、

電気代高騰への対応策として一度検討してはいかがでしょうか?

建設廃棄物とは?

建設廃棄物とは?種類・建設副産物との違い、処分する際の注意点などを解説!!

建設廃棄物ってどんなゴミ?建設副産物とは別物?建設工事で出た廃棄物はどうやって処分するべき?

そんなお悩みを抱えている方に向けて建設廃棄物について解説します。

1.建設工事の際に発生する建設廃棄物

建設廃棄物とは、建設工事に伴い排出される廃棄物の事。しかし、”建設工事中に排出されるもの=建設廃棄物”というわけではありません。

建設廃棄物には、建設工事に伴い副次的に得られた建設副産物(建設発生木材、金属くず、アスファルト、コンクリート塊…etc)のうち、

廃棄物処理法2条1項に規定されている廃棄物が当てはまります。

建設工事の定義は廃棄物処理法21条の3第1項にて建設物・その他の工作物の全部または一部を解体する工事と定められています。

(新築工事・改築工事・解体工事など)

しかし、自治体によって見解が異なるケースもあるため、原則各自治体の見解に従いましょう。

 

2.建設副産物との違いとは?

建設廃棄物は似たような名前の建設副産物と混合されがちですがこの意味合いは異なります。

建設副産物とは、建設廃棄物を内包する概念。先述したように、建設廃棄物は建設副産物のうち、廃棄物処理法第2条1項に規定されている廃棄物です。

建設廃棄物は、建設工事にしたがい副次的に得られたすべての廃棄物を含みます。

そのため、建設廃棄物に該当しない廃棄物も建設副産物とみなされる場合があります。

 

3.建設廃棄物の種類

ここまで建設廃棄物は建設副産物のうち、建設物処理法第2条1項に規定されていると解説してきましたがひとくちに建設廃棄物といってもたくさんの種類があります。

 

🔔汚泥

場所打抗工法や泥水シールド工法などで生ずる廃泥水…etc

🔔廃油

防水アスファルト(タールピッチ類)や、アスファルト乳剤等の使用浅さ

 

 

🔔廃プラスチック類

廃発泡スチロール等梱包材、廃ビニール、廃シート類

 

🔔紙くず

段ボール、包装材、壁紙くず、障子紙くず

🔔木くず

型枠、足場材、内装、建具工事等の残材

🔔繊維くず

縄、ロープ類、廃ウエス

🔔金属くず

金属加工くず、足場パイプ、鉄鋼鉄筋くず

🔔がれき類

コンクリート歯偏、レンガ破片

🔔天然ゴムくず

🔔ガラスくず、コンクリートくず

 

4.処分する際に気を付けるべき5つの注意点

最後に建設廃棄物を処分する際に気を付けなければならない注意点をご紹介します。

4-1分別に注意!産業廃棄物?一般廃棄物?

産業廃棄物とは、事業活動に従って発生した廃棄物のうち廃棄物処理法で定められた20種類に該当する廃棄物の事。それに対して一般廃棄物とは、前項で解説した産業廃棄物の条件を

満たしていない廃棄物を指します。産業廃棄物と一般廃棄物はそれぞれ処分方法や、処分できる業者が異なるため注意が必要です。

 

4-2特別管理廃棄物の取り扱いは慎重に

特別管理廃棄物は、爆発性・毒性・感染性があり、人の健康や生活環境に被害を生じさせる危険性があります。

処分する際は、事業者自ら特別管理産業廃棄物処理基準に従って行うか、専門の資格を持つ業者に処分を委託しないとなりません。

 

 

現場女子とは??

最近よく聞く現場女子とは何でしょう?

建設業界で、働く女性の実情や困っていることを紹介します。

建設業は、就業者の大多数を男性が占める時代が長く続いていました。世間でも、建設=男性の仕事というイメージを持つ方が多いでしょう。

しかし近年では、建設業界で働く女性が確実に増えています。現場女子や建設小町といった愛称で呼ばれています。

女性を受けいれるには企業側にも色々な環境整備が求められます。

実際の所はどうなのでしょうか?今回は、現場女子が感じるたいへんなことややってよかった事、そしてどのような人が現場女子に向いているのかご紹介します。

 

 

現場女子とは?どのくらいいるの?

建設業界で働く女性の中でも、事務職や営業職といった職種は含めず、現場で仕事する技能者のみをさします。

厚生労働省の労働力調査によると、建設業における女性就業者の数は、2022年の時点で82万人でした。

比率としては、建設業全体の16.7%に当たります。また技術者(施工管理)における女性の人数は約3万人、全体の約8.1%そして技術者(職人)における人数は約6%で、全体の2.3%に

過ぎません。

つまり、建設業界で働く女性はまだまだ少なく特に現場女子は非常に少ないのが実情です。

しかし、ここ最近では技術者として建設会社に就職する女性や、ひとり親方として活躍する女性が少しずつ増えています。

 

建設業界は人手不足が深刻化しており、国や企業も女性人材に力を入れている為、今後も建設業界で働く女性技術者の数は増えていくと考えられます。

将来的には、現場女子が全く珍しくない時代が来るかもしれません。

まだまだあまり知られていない現場女子は、女性受け入れの体制が整っておらず困っている事が多くあると思います。

例えば、

・女性用トイレや更衣室がない

会社のオフィスや現場事務所のトイレは別ですが建設げんばの仮設トイレや作業場では男女共用のものしかないケースが珍しくありません。

コンビニのトイレやビルのトイレなど気軽に用を足せないというのは非常に大きな問題です。

また更衣室が少ないという悩みもあります。

男性は野外でもさっと着替えられるかもしれませんが、女性はそういうわけにはいきません。

車の中やトイレなどで着替えざる負えません。

 

・ヘルメットや作業服のサイズが合わない

ヘルメット、作業服、安全靴、ハーネスといった装備品はこれまで男性の体格に合わせて

作られていました。そのため。女性の体に合ったサイズのものが手に入りにくく少し大きめのものを着用しざる負えない場合があります。

ただ、最近では現場女子の増加に伴い、大手メーカーが女性向け製品をリリースしており、女性の体格に合った装備品も流通するようになりました。今後はさらに種類が増え、サイズや機能性はもちろんのこと、デザイン面でも自分の好きなものを購入しやすくなると考えられます。装備品は安全性や作業効率に大きく影響しますから、最適なものを選びましょう。

 

・夏場は日焼け対策を万全に

建設業の中でも、鳶工事や土工事は屋外での作業が中心です。そのため、夏場は強烈な日差しを避けられず、日焼け対策は必須となります。

出勤前に、UVカット効果の高い日焼け止めを塗っておきましょう。現場での塗り直しは難しいので、勤務時間中はスプレータイプを使うのがおすすめです。

 

現場女子のうれしいメリット

現場女子は、建設工事を通じて社会を支える、とてもやりがいのある仕事です。それに加え、働く女性にとって多くのメリットがある仕事でもあります。主なメリットを見ていきましょう。

・建設現場を変える重要な戦力として重宝される

人手不足が深刻化している建設業界において、女性の職人や施工管理はとても貴重な戦力です。

それに加え、男性中心だった現場に女性が入ることで、従来とは違う多角的な視点で現場を見られるようになります。

これは現場の安全性や生産性の向上、そして新たなアイディアの創出などにつながると期待されています。

また、男性しかいない建設現場に対し、怖いイメージを抱く人は少なくありません。実は苦情や要望を伝えたいけど言いにくい……ということもあるでしょう。

しかし、女性の労働者がいれば、工事の関係者や近隣住民なども比較的話しかけやすくなります。このように女性は、建設現場において大変重宝される存在なのです。

・給与が高い

現場女子は、他の業種で働く女性に比べて給与が高い傾向にあります。なぜなら建設現場の仕事は、専門的なスキルを必要とするからです。

転職支援サービスdoda(デューダ)の調査によると、女性全体の平均年収が347万円なのに対し、

技術系(建築/土木)の女性は365万円、販売/サービス系は296万円、事務/アシスタント系は321万円でした。

現場女子は、女性の比率が高い業種はもちろん、女性の平均と比較しても給与が高いのです。

さらに、現場女子は資格の取得によってキャリアアップしていきます。資格はキャリアやスキルの証明になり、転職する際にも有利です。

しっかりとスキルを磨いて資格も取得すれば、どんどん給与がアップしますし、将来にわたって仕事の獲得に困りません。稼ぎたい女性にとって、現場女子は大変魅力的な仕事だといえます。

現場は女性も活躍できる!

建設現場で働く割合はまだまだ男性が多いため、女性にとってやりにくい現場が多いのは事実です。
トイレがない、着替える場所がない、日焼けが……などハプニングになりがちな問題はいくつかあります。

しかし、よくある問題を上手に克服し、工夫しながら建設現場で活躍する女性が増えてきています。

「女性だからこそ建設現場で働きやすい」「建設業でよかった」というメリットを活かして、楽しく働いている人もいます。

建設現場で女性が働くことへの偏見が少しずつなくなってきているので、今後ますます建設現場での男女比の差がなくなる可能性があるでしょう。

女性にとって建設現場の環境が良くなり、働きやすくなる可能性も否定できません。

 

 

 

空き家のゴミ問題

空き家のゴミを放置するとどうなるのか?

1.空き家のごみのリスク

住んでいる家の場合でもゴミの処分は大きな仕事です。

ゴミの分別も厳しくなってきました。粗大ごみの処分にはお金がかかることもあります。それに加えてその空き家にゴミがある場合はさらに厄介です。

空き家にゴミがあるとどんなリスクがありどんな事が起こるのでしょうか?

 

管理がより困難に

空き家はただでさえ管理が大変です。そこに、荷物やゴミ、あるいはゴミか判断できないものが大量にあれば加速度的に困難さが増します。

中にはゴミの多い空き家に自分のゴミを捨てていく人もいます。人は管理されていない家をよく見ているものです。

ゴミがあって管理が楽になることはありません。

 

周囲にも迷惑

 

 

 

空き家の周囲にも迷惑が掛かります。ゴミに虫や動物が寄ってくる場合もあるのです。

ゴミに水分があれば、それが元で腐敗やカビの原因にもなります。乾燥して燃えやすいものであれば火災の危険も増します。

空き家の敷地内や室内に留まっていれば自分たちの問題でも済みますが、周囲も巻き込んでしまうと地域の問題にもなるのです。

ゴミ屋敷化

管理ができない、あるいは何らかの理由でゴミが増えていくと行きつく場所はゴミ屋敷です。

ゴミ屋敷の問題はニュースや新聞でも取り上げられています。よく探せば街中にもゴミ屋敷やその予備軍があります。

このような状態になると管理されているとは言えません。

ゴミ屋敷化して問題になる前に手を打つことが必要です。

 

2.空き家のゴミの処理方法

自分の住んでる家であってもゴミが部屋に散らかる前に方付けたほうがいいです。

空き家のゴミもそれと同じです。

空き家のゴミを処分するには家のゴミ処理と基本的に同じです。自分でやるか業者にお願いするかです。

それぞれの方法と特徴を見ていきましょう。

 

自分で方付ける

自分で分別し、燃えるゴミや粗大ごみとして処分するのが基本的な方法です。

多くの市町村では燃えるごみは決まった曜日に改修されます。これらに従って地道に処分するのです。

ゴミが少量の場合やてつだってくれるひとがいれば少ないコストで処分できます。

その反面時間や手間がかかる方法です。

 

業者に依頼

ゴミの回収業者や清掃業者に依頼する方法です。

費用は掛かりますが、時間や手間はかからずに済みます。

ここで節約をしようとしてあまりにも安い業者に依頼するのは注意が必要です。

安い業者の中には、ルールーを守らず不法に投棄してしまう業者もいるのです。

 

3.空き家のゴミを放置すると

周囲の迷惑になるだけでなく、法律的にもペナルティを受ける可能性があります。

空き家問題に対応するために制定された空き家等対策特別措置法には、ゴミが放置されて管理されてない空き家への対策が規定されています。

 

 

 

 

特定空き家の規定

倒壊の可能性もある、著しく衛生上有害となる恐れのある空き家は特定空き家に指定されます。

指定されると、固定資産税の優遇措置も受けられません。

それらを無視すると、罰金や行政代執行による建物取り壊しの可能性もあります。

行政代執行の費用は所有者に請求されるので所有者には大きな負担です。

 

 

 

 

管理不完全の指定

法律の改正によって新たに設けられる制度です。

特定空き家ほどではないものの、管理が十分にできていない空き家に対して指定されます。

その効果は固定資産税の優遇措置が受けられなくなることなどです。

改正の途中であり、具体的な内容は今後発表されるでしょう。特定空き家ほどでなくても、ペナルティを

受ける可能性が出てきました。

 

まとめ

ゴミをためておいても良いことはありません。

それをわかっていても溜まってしまうのが事実です。

ゴミが溜まっていると空き家の有効活用にも悪影響です。売却や賃貸ができない物件もあります。

適切な方法で処分し、空き家の活用や処分という次のステージに進みましょう。

Ysupでは、無料でお家の草刈りもさせて頂いております。

是非気になる方がいればご連絡お待ちしております。

 

 

 

 

 

訪問販売が家に来た時の対処法!!

訪問販売業者が来る理由

国民生活センターに調査によると訪問販売で不要なリホーム工事をしたという相談が毎年8000件以上も寄せられており、年々増え続けています。

今回は、外壁塗装の訪問販売が家に来る理由と来た時の対処法をご紹介します。

もしもの時に備えてしっかり読んでくださいね💡

 

 

なぜうちに訪問販売がくるのか??

手当たり次第に来るイメージの強い訪問販売ですが、実は訪問販売員も外装塗装を提案できる可能性のある家にしか訪問はしません。

では、どのような家に訪問しているのでしょうか?

訪問業者は、お家の外壁の汚れや劣化具合を見て、ここなら外装塗装を勧められると判断してインターホンを鳴らしている場合がほとんどです。

また、見た目だけで判断しなくても周囲の環境や外装塗装・リホーム工事の実施状況など様々な情報から、

築数年が10年以上たっていると予想し訪問してくるケースもあります。

 

どこを見て判断しているのか?

劣化や汚れは、雨だれが目立ちやすい窓枠、苔が生えやすい北側などを外から見て判断することが多いようです。

また高いところから見て、屋根の劣化状況を確認する方法も取られているようです。

 

訪問業者の対処法

必要ありませんとしっかりと断る

一番簡単で有効的な方法は玄関に出ないで、断るです。玄関まで出てしまうと、変なペースに乗せられてしまい、契約をする雰囲気になって

いて飲まれてしまう可能性があります。

お金がない・旦那に相談するなど言ってしまうと何かしらの理由を付けて次回につなげようとします。

しっかりとはっきり、必要ないですと断ることがうまく訪問販売業者を撃退するポイントです。

 

まとめ

外壁塗装は費用の相場がわかりにくい上に外から見て劣化具合がわかるため、訪問販売業者に狙われやすくなります。

その結果、面積や塗料を多く見積もって高額請求するケースが後を絶ちません。

被害に遭わないためには、必ず地元の塗装業者に相談すること、複数の業者で相見積もりを取ること、訪問販売業者はインターホン越しにキッパリと断ることなどが大切です。

賃貸でもできる安全対策

賃貸でもできる子供のための安全対策

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供は、家の中でも走りまわったりぶつけたりしてけがをしやすいですが、賃貸物件だと家に手を加えずらいと、安全対策を諦めている方もいるのではないでしょうか?

最近では、賃貸物件でも手軽に取り入れられる安心安全が沢山あります。

 

家の中でもけがをする危険性

小さな子供は家の中でもけがをしやすく、目が離せないと苦労をしているママも多いのではないでしょうか?

まだ赤ちゃんでも動きまわったり、転ぶと床に頭をぶつけてしまったり階段で転んだりすることもあるでしょう。机や棚などに上って落ちてしまう事もあります。

小学校に上がっても扉に指を挟んだり、キッチンで包丁やコンロの危ないものを触ったりと家の中でも危険はたくさんあります。

 

家具でのけがを防ぐ方法

 

 

 

 

1番対策しやすいのは家具でのけがです。

ガードを付ける

子供が過度にぶつかっても痛くないよう、シリコン製や樹脂製のコーナーガードを机やいすなどの角につけるといいでしょう。

貼ってはがして使えるタイプなど機能も幅広いので、家具に合わせて選ぶといいでしょう。

引き出しにストッパーを付ける

引き出しを開けて頭をぶつけてしまう事があります。それを防ぐには、引き出しが開かないようストッパーを付けるのが安心です。

タンスやクローゼットなどはもちろん、冷蔵庫に使えるものもあります。これらは地震の際に飛び出さないので地震対策にもなります。

賃貸でもできる安全対策

フロアマット

パズルのように組み合わせて敷けるマットや本物の床の様に見えるフローリングマット、ダイニングマットなどがあります。

小さな子供がいる家庭に人気なのがジョイントマットで、クッション性が高く、必要な部分だけ組み合わせて使うことができます。

怪我をしないのはもちろん、床に傷がつきにくいというメリットもあります。

ベビーゲート

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチンや階段などの危ない場所に行かないようにするには、ベビーゲートを設置するといいでしょう。

高さが選べて片手でロック解除できるものもあるので、大人の通行の邪魔にもなりにくいでしょう。突っ張り棒など壁に穴をあける必要もない

タイプのものがおすすめです。

網戸・窓ストッパー

網戸や窓をあけて勝手にベランダに出てしまわないよう、ストッパーを付けておきましょう。

引き戸の用のストッパーであれば網戸や窓のほかに食器棚につけることもできます。

ドアのはさみ防止

子供がドアに指を挟まないよう工夫された商品が多数あります。ドアに取り付けて完全に閉まらないものや、ドアの蝶つがい部分の隙間を埋めて指を差し込めない

様にするものなどあります。

まとめ

小さい子供がいると、家の中でもけがをしないか心配です。

賃貸物件でもできる安全対策はたくさんあるので子供の安全を守りつつぜひいいお部屋を見つけましょう。