2025年07月08日
後悔しない賃貸物件のコツ!
賃貸物件を選ぶ時には、できればじっくりと時間をかけて条件整理や部屋探しを進めたいところです。
焦って決めたばかりに住んでみて後悔してしまうといったケースも少なくありません。
今回は後悔しない物件選びのコツについて、失敗例とその対策をセットで紹介します。どのような点を意識するべきなのか、
具体的な失敗例を通して紹介します。
家賃に関する失敗例
希望条件を優先するあまり適正以上の家賃が発生してしまった
家賃よりも先に細かな条件を決めてしまった場合に起こりやすいケースです。賃貸物件を探すときには最初に無理なく支払える
家賃を決めてから条件を調整するようにすると便利です。
一般的に家賃は手取りの3分の1以内とされているのでまずはこの数値を目安にしながら固定費や生活費とのバランスを考慮して上限を設定しましょう。
管理費を計算に入れ忘れていた
賃貸物件には、管理費・共益費があらかじめ賃料に組み込まれている場合と、家賃とは別に請求される場合の2つのパターンがあります。家賃をほかの物件と比べる時には管理費も合算して比較するようにしましょう。
初期費用に目を向けていなかった
賃貸物件を借りる時には敷金や礼金仲介手数料といった初期費用が掛かります。目安は家賃の4~6か月分と大きな額になるので事前に把握しておきましょう。
住んでみてもっといい物件が見つかった
リサーチ不足のまま物件を選ぶと似たような条件でもっと家賃の安い物件を見落としてしまうケースがあります。
立地に関する失敗例
立地については、特に住んでみてから気づくポイントが多くあるためできるだけ事前に細かなリサーチをしておきたいところです。
駅からの時間が想像以上にかかる
まずは駅からの徒歩所要時間を確認しましょう。徒歩所要時間とは歩いて移動したときにかかる分数の事であり、不動産情報の表記ルールにのっとり、計算されています。
しかし、徒歩所要時間はあくまで概算であり物件の入り口から部屋までの時間、信号、踏切に引っかかる可能性、坂や階段の上り下りにかかる時間、駅の出入り口からホームまでの距離などは計算に含まれていません。
そのため、候補の物件が見つかったら実際に周辺施設まで歩いて時間やルートの状況を確認しておくことが大切です。
周辺の騒音が気になってしまう
利便性の高いエリアには、線路沿いや幹線道路沿いなどの騒音が気になりやすい物件もあります。
こうしたエリアでは二重窓などの騒音対策が取られているところも多いですが、対策がなされていない場合は音の問題が気になってしまうケースもあります。
騒音が気になる場合は、物件の防音対策とともに周辺エリアの交通量などもチェックしておきましょう
想像以上に生活利便性が低かった
生活利便性を決める要因は数多くあり、価値観やライフスタイルによっても異なります。
スーパーやコンビニまでの距離は多くの人が重要視しますがそれ以外にも幅ひろい視点で生活環境を考えることが大切です。
例えば、ペットを飼育している場合の動物病院までの距離、子育て世帯の場合の公園や小学校・幼稚園・保育園の有無や距離など、人によって重視するべきポイントは異なります。
日常生活に必要な施設を書き出して、あらかじめ条件を明確にしておくと部屋探しがスムーズに進むでしょう。
間取り・収納に関する失敗例
間取り・収納に関する失敗例は初めて賃貸物件を借りる場合に起こるものが多いです。
家具の設置が難しい、部屋に入らなかった
一般的に部屋の形状は正方形や長方形の方が使いやすいとされています。特殊な形状の場合は、内見時に細かく採寸しておくなどして問題なく家具を設置できるかチェックしましょう。
また、内見のタイミングでは玄関ドアの間口も確認することが大事です。大型のベッドなどは入らない可能性もあるので、あらかじめ採寸をしてから内見に臨むようにしましょう。
コンセントが不便な位置についていた
意外と見落としてしまいがちなポイントとしてはコンセントの位置によってある程度家電の配置が決まってしまうので、内見の時には間取り図に書き込んでおくといいでしょう。
ワンルームと1kの特徴を知らずに借りてしまった
一人暮らしをする場合は大きく分けてワンルームと1kの2種類から間取りタイプを選ぶケースが多いです。
両者の違いはキッチンと居室が仕切られているかどうかでありキッチンとの間に仕切りのある1kにはこのようなメリットがあります。
・キッチンの匂いが居住スペースに移りにくい
・玄関から居室が見えないため宅配などの対応がしやすい
・洗濯機の音が居室まで届きにくい
一方、ワンルームは同じ広さの1kと比べて家賃が安くなりやすいのがメリットです。そのため、あまり自炊はしない、家賃の安さを重視したいといった人にはお勧めです。
ゴミ置き場や駐輪場など共用部分も見ておく
ゴミ置き場や駐輪場などの共用部分は物件の管理状況を判断するうえで大きな材料になります。
整理清潔に保たれているか忘れずにチェックしておきましょう。
ゴミ置き場は、敷地内外どちらにあるかによって捨てやすさも変わります。忙しい方や不規則な仕事の方は、24時間捨てられる式内ゴミ置き場のある場所がいいでしょう。
自分で取り付けるものがないか確認
エアコンや照明、コンロなど自分で取り付ける必要があるものをチェックしておきましょう。コンロは、都市ガス、プロパンガスなどによって変わってくるため注意が必要です。
またウォシュレットを利用したい場合は入居後にウォシュレットの設置を検討できるかなどトイレも忘れずチェックしましょう。
まとめ
入居してから公開しないために、賃貸物件の内見は重要なもの。最近ではインターネットから部屋の写真や動画、VRなど
を使ってチェックできるようになりましたがやはり、内見で自分の目で見て体感することも大切です。
他人にとってプラスとなるポイントでも自分のライフスタイルや好みに合わなければ意味がありません。
あくまでも自分にとってどうなのかという視点をもって判断するようにしましょう。