2025年07月22日
賃貸で今すぐできる夏のカビ対策!カビにくい物件選びのコツ!
賃貸マンションやアパートは、一戸建ての住宅と比べると湿気がこもりやすくなりがちです。
せっかく素敵な部屋を見つけて住み始めても湿気に悩まされると不快に感じますよね。湿気がひどくなりいやな臭いやカビが気になる方もいるでしょう。
賃貸マンションやアパートで湿気がたまりやすいのはなぜ?理由を解説
賃貸マンションやアパートは、一戸建ての住宅に比べると湿気がたまりやすい傾向にあります。
理由を見ていきましょう。
・窓が少なく空気があまり循環しない
一戸建て住宅の場合、独立した住戸なのである程度自由に窓を配置できますが、マンションやアパートの場合はそうはいきません。
隣の部屋と接しており窓を付けられる場所が限られているからです。
窓が少ないと空気が循環しにくくなり、室内に湿気がたまってしまいます。
・コンクリート造は調湿気効果があり木造住宅は湿気に強いとされています。
一方、賃貸マンションやアパートはコンクリート造がメイン。コンクリートには木材のような調湿効果がないので湿気がこもりやすい傾向にあります。
また、コンクリート自体にも水分が含まれておりしっかり乾くには数年かかります。
新築や築年数が浅い物件は湿度が高くなりやすいといえるのでジメジメ感やカビなどが気になる方は築年数が古い物件を選んだ方がいいです。
湿気が私たちに与える影響は?
湿気がこもったまま放置しておくとどのような問題があるのでしょうか?
湿気が与える影響を説明します。
・カビの発生
カビが発生しやすい室内の温度は、25℃から28℃です。湿度も60%を超えてくるとカビが発生しやすくなるといわれています。室温や湿度が高くなる梅雨のシーズンは、カビが生えるには条件が揃った時期だといえるので特に対策が必要です。
カビが生えるとまず気になるのは、独特な臭いや黒っぽいしみです。カーテンや壁紙にカビが発生してしまうと目立つこともあります。
またカビは80000種類以上あるとされています。中には、水虫や喘息、シックハウス症候群アレルギーなどの原因となるカビもあります。カビは私たちの体に様々な影響を与える可能性があるのでできるだけ発生させないようにしたいです。
・害虫が出やすくなる
カビの発生は、害虫の活性化にも繋がります。活動が活発になると考えられる主な害虫はダニや、チャタテムシなどです。食べ物のかすや保存食品を餌とするほかカビも好んで食べます。
・体がだるくなる
空気中の水分の量が増えて多湿な環境になると体内から汗や尿などの水分をうまく排出できなくなってしまいます。
体温調節の機能が低下し、体がだるいと感じたり食欲不振になったりすることもあります。
賃貸住民必見!
今すぐできる湿気・カビ対策
・家具の周りに隙間を作る
家具は壁から5~10センチ程度離して設定しましょう。家具をピタッと壁に着けると空気が通らなくなり、カビが発生しやすくなるからです。家具は滅多に移動させませんが模様替えや引っ越しなどで動かしたときに壁にびっしり生えていることもあります。
また壁に加えて家具と床の間にも隙間を作るとさらに効果的です。
すのこを引きその上に家具を設置すると通気性が良くなりますが見た目に抵抗がある人は足つきの家具を選ぶといいでしょう。
・定期的に喚起をする
湿気対策には、換気が欠かせません。一人暮らしの場合、日中仕事で不在にしている間は窓が閉まっているので空気がこもってしまいます。外出前や帰宅後に20~30分窓を開けて喚起をする習慣をつけるようにするといいでしょう。
効率よく喚起したい人には、サーキュレーターの使用もお勧めです。
・洗濯物の部屋干しはなるべく控える
洗濯物の室内干しには防犯性が高く花粉や黄砂などもつかないメリットがあります。
しかし、湿気の事を考えると部屋干しはあまりお勧めできません。洗濯物は濡れているので狭い部屋に干すと急激に湿度が上がってしまうからです。
天気がいい日はできるだけ洗濯物は外に干すようにしましょう。どうしても部屋干しをしたいならば広い部屋に干したり除湿剤や除湿器を使いましょう。
湿気が気になる人向け<内見時のチェック>
湿気に悩まずに賃貸暮らしを送りたい人は物件選びからこだわりましょう。
・窓の数が多いか
できるだけ窓のかずが多い物件を選らびましょう。
理想的なのは、各部屋に2か所以上窓がある部屋です。湿気のこもりやすいキッチンやお風呂場、トイレにも「窓があるとさらに快適な暮らしが期待できます。内覧時には実際に窓を開けて空気の流れを確認しましょう。
・2階以上の物件か
賃貸マンションやアパートの1階の部屋は他の部屋よりも家賃が安く設定されている場合が多いです。しかし、1階の部屋の比べると多湿になりやすい点があげられます。1階の部屋は地面に近いので地下からの湿気の影響を受けやすく湿度が高くなってしまうのです。
・周囲環境に問題はないか
周囲環境も重要なポイントです。川や水路などが物件の近くにないか確認しましょう。川などが近くにあると自然を身近に感じれる点はメリットです。しかし、太陽の光で川の水が蒸発し周囲の湿気が高くなっています。川の方から吹いてくる風も、湿気を多く含んでいると考えられます。
また、物件の近くに高い建物がないかも大切です。
高い建物が周辺にあると日当たりや風通しが悪くなり室内がジメジメとしています。住宅街などにある低層のマンションやアパートは日当たりの良い場所が多いでしょう。
マンションやアパートは構造上、木造の一戸建て住宅と比べるとどうしても湿気がこもりやすくなってしまうことがあります。
湿気を放置しておくと室内の環境や私たちの健康に影響がある可能性も。
正しく対策すれば、湿気の影響で発生するカビなどはある程度防げます。