2025年08月26日
賃貸でペットを飼うときの注意点!
傷や汚れを残さないためにやっておくべきこと!
ペットの飼育が可能な物件も増えたことからアパートやマンション暮らしでもペットを飼う人が多くなってきています。
様々なトラブルを予防する観点からペットの飼育が禁止されているのが一般的です。
ペット可の物件であっても賃貸の場合は入居中や退去時のトラブルを回避するためにいくつか注意したいポイントがあります。
ペット可物件の主な特徴
物件ごとに飼育できるペットの種類や数などが決められておりきちんと条件を満たしたうえで審査に通過すれば入居が可能となります。ルールを守っていれば堂々とペットと暮らせる点がなによりもメリットです。
他の入居者もペットを飼っているケースが多く、近隣同士の理解も得やすいといった特徴もあります。
ただ、ペット可と表示されていてもすべての物件がペットの飼育に適した作りとなっているわけではありません。きちんと防犯や傷の予防対策が施されているところもあれば借り手を増やすために条件を緩めた結果として、一般的ンな物件がペット可になっている場合もあります。
ペット可物件のデメリット
ペット可物件はルールを守っていれば安心してペットを飼育できますが、いくつかのデメリットもあります。思いがけないトラブルを避けるためにも事前に正しく理解しておきましょう。
物件数が少ない
ペット可物件のデメリットとしては、物件数の少なさがあげられます。
貸し手側からすればペットの飼育を認めることには様々なリスクが想定されているため、ハードルの高い条件となっているのです。
そのため、ペット可なだけでなく、立地・間取り・設備といったそのほかの条件でも納得のいく物件を探そうとすると難航してしまう場合もあります。ペット可の物件を探すときには、あらかじめ細やかな条件の優先順位をきめておきましょう。
コストがかかりやすい
ペット可の物件では、飼育を許可するにあたり、様々な設備が整えられているところもあります。
そうした物件では、建設コストがかかってしまう点から、似たような条件の部屋よりも家賃が高い傾向にあります。
また、ペットを飼育する場合は、通常よりも初期費用や原状回復の費用が高くなるケースが少なくありません。
床や壁に傷がついたり、匂いが染みついてしまったりする可能性があるため、修繕の為の費用は頭にいれておくことが大切です。
近隣トラブルへの配慮が必要
ペットの飼育をめぐる問題は近隣トラブルの原因の中でも一定の割合を占めています。ペット可の物件となっていても、中にはペットを飼育していない入居者もいるため近隣への配慮を怠ってはいけません。
特に、後から条件を緩めてペット可にしている物件では、もともと住んでいた人がペットを飼っていない可能性があります。
そのため室内だけでなく共用スペースの使い方についても確認しておきましょう。
ペット可物件で起こりやすいトラブル
騒音
ペットを飼っていればある程度の騒音が発症してしまうのは避けられません。
犬や猫。鳥などを飼っている場合には、足音や鳴き声が近隣に伝わることで騒音トラブルとなるケースがあります。
そのため、特別に防音設備が整えられている物件以外では何らかの対策を行う必要があります。
共有スペースに関するトラブル
例えば、廊下やベランダなどに排出物が放置されていたり、ペットが脱走してしまったりすれば近隣の人には大きな迷惑が掛かってしまいます。
また、エレベーターがあるマンションでは、乗り合わせた人への配慮も大切となります。リードでつないでいるだけでは不快に感じてしまう人もいるためしっかりと抱いておくか同乗しないようにするといった気遣いが肝心です。
匂いに関するトラブル
意外と見落としがちなニオイに関するトラブルです。
生活を共にしている飼い主はある程度慣れている部分があっても近隣の人からすれば不快感を覚えることもあります。
餌や排出物などをそのままにしておくと室内に匂いがこもってしまうため、こまめに掃除を行うことを心がけましょう。
トラブルを避けるためにペット可物件で心がけるポイント
物件探しで意識するべきこと
安心してペットの飼育をするためには、物件探しの段階で入居の条件を意識しておきましょう。
ペット可となっていてもどんな動物でも飼育できるわけではないので事前に条件を確かめておく事が大切です。
例えば物件によっては小動物のみの飼育が想定されていたり、しつけの行き届いた犬のみが許可されていたり、ペットの大きさや
抱きかかえられることが条件といったパターンがあります。
そのため、事前にきちんと確認を取りペットの種類や頭数など細やかな点を相談したうえで物件を決めることが大切です。
また、物件ごとに共用スペースに関するルールなどにも違いがあります。契約書にしっかりと目を通して気になる点があれば事前に確かめていきましょう。
実際に生活するうえで意識すべきこと
ペットを飼育するうえでは、騒音に関する対策が重要なポイントとなります。
2階以上の部屋に住む場合には階下への足音を軽減させるために、遮音性の高いマットや絨毯を敷くと効果的です。フローリングのままでは、床に引っかき傷がついてしまう恐れもあるため原状回復を考えるうえでも有効な対策方法だと言えます。
さらに、同様の理由で壁や柱にも保護シールを張っておくといいです。
ペットの飼育においては、排出物や抜け毛の処理も重要なポイントです。そのまま下水に流すことは配管が詰まってしまう恐れもあるため自治体や物件での正しい処理方法を守るとともに掃除もきちんとしておきましょう。
ペット共生型物件の主な特徴
ペットと生活することを前提にして設計された物件の事を指します。
共用スペースにはペット用の足洗い場や汚物ダスト、ドッグランなどが設けられており、建物の共用部分に必要な環境が整っている点が大きな特徴です。
室内においても、脱走防止用のフェンスやキャットウォークといった設備が揃っています。さらに床や壁には傷が発生しにくい素材が使われており脱臭機能が整えられているところもあるため、安心してペットとの生活を送ることができます。
ペット可物件に住むならデメリットやトラブル事例への理解が必要
・ペットを飼育するうえではペット可の物件を借りてキチンと許可を取る必要がある
・物件数の少なさやコスト高といったデメリットがある
・騒音、共用スペースのマナー・匂いが主なトラブルの原因
・床や壁が傷まないように工夫や騒音問題、共用スペースの使用などへの配慮が必要
・ペット共生型物件はより飼育に適した環境が手に入るものの、希少性とコスト高さはデメリット