2025年07月22日
外構工事は料金が安い業者に依頼してもいい?
注意点を解説!
住宅の建設と合わせて外構工事について調べている方の中には、なぜ業者ごとに料金が変わるのか?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
外構工事の料金の違いには様々な理由があります。
外構工事の費用の相場
一般的な外構工事の費用の相場を把握しましょう。
新築住宅の外構工事にかかる費用の相場は100~400万円程度です。ただし、外構工事を行う面積や設置する構造物の数、スタイルなどによって大きく異なるので、あくまでも目安として考えてください。
また構造物もデザインや材質によって料金が異なります。
塀やフェンスは材質やデザイン、敷地の面積などによって費用に幅があるので予算とも合わせて考えてみてください。
駐車スペースも同様に、シャッターや屋根があるカーポートの場合は費用が高額になります。門柱、門扉や植栽は、
もともとデザインが決まっていたり、植物自体の価格が安かったりするので相場は20万円程度です。
料金が安い外構工事業者と高い外構業者の違い
外構業者の違いには施工を行う専門業者のコストの差に由来するものがあります。
ここからは、外構工事にかかる料金が業者ごとにどのように異なるのかを解説します。
デザイン性
料金が高い外構工事業者の中には外構のデザインを専門に行うデザイナーが在籍している場合があります。デザイナーと設計、施工を行う職人が別々に作業を担当するので、それぞれの人件費が発生する上に施工日数も長くなります。
一方で、料金が安い外構業者では、デザインと施工を同じ職人が行うことが多く、構造物も料金が安い既製品を使用するケースがほとんどです。
工事期間も短く施工人数も少なくて済むので工費は少ない傾向にあります。
アフターフォローの充実度
アフターフォローの内容や充実度でも工事費用に影響を及ぼします。
工事が終了し、依頼者に引き渡した後のことも考えている業者であれば万が一破損や不備があった場合の対応を含めた料金を設定しています。そのため、工事費用が高いと感じられるかもしれません。
だからと言って、設定料金が安すぎる業者に工事を依頼すると、後々十分なアフターフォローを受けられない可能性が高いです。
家の設計をハウスメーカーに頼んでいる場合は、同時に外構工事も依頼している方もいらっしゃるでしょう。
一般的には、ハウスメーカーに外構工事を依頼するとハウスメーカーが提携している業者に外構工事が再委託されることになります。この場合、一度ハウスメーカーを通すので仲介手数料が発生します。
この手数料は工事費用の10~30%程度に設定されているケースが多く、工事費用とは別途に数十万円の費用が掛かるのです。
一方で、ご自身で外構工事業者に分離発注する場合は、この手数料が発生しないので料金が安く済むでしょう。
料金が安すぎる業者には注意
料金が高い業者と、安い業者の違いはお分かりいただけましたか?
外構工事の費用を抑えたいからと言って料金が安いだけの業者を探すと以下のようなリスクがあるので注意が必要です。
まずブロックやコンクリートなどに安い材質のものを使用している業者は、構造物の耐久性が低くなるのでおすすめできません。
災害によって破損したり劣化によって崩れたりといったトラブルにつながる恐れもあります。
安さだけをうたう業者はアフターフォローが充実していない可能性があるでしょう。アフターフォローの内容は業者ごとに異なり
明確な決まりはありません。よって、相場より著しく低料金の業者は引き渡した後のサービスや補償がなく工事に不備があった場合も、免責適用という契約内容になっている可能性が高いです。
外構工事業者を選ぶ際のポイント
では、どのような業者に外構工事を依頼すればよいのでしょうか?
以下に、外構工事業者を選ぶ際に抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
外構工事業者を選ぶポイント
・見積書は詳細に書かれているか
・施工実績が豊富か
・工事後のアフターフォローや保証は十分か
・資格を持った職人の在籍
・丁寧な現場調査と説明
・第三者機関による評価
業者から提示された見積書は細部まで確認してください。
どの程度でいくら費用が発生するのかまで詳細に書かれていれば工事のプランやスケジュールを細かく考えられている、優良な業者だと思います。
外構工事の実績が豊富であればそれに比例して工事の技術力があると評価してよいでしょう。
評判や口コミなどが良いかどうかも確認するとより安心して工事を任せられます。
そして、工事が完了した後不備や破損が見つかった際に無償で対応してくれるかどうかも重要なポイントです。補償がある場合は
保証期間と内容を、工事を依頼する前に確認しておきましょう。
まとめ
住まいの長期的な保護と価値維持に関わる重要な投資です。
安さだけで判断するのではなく見積書の内容をしっかりチェックし信頼できる会社を選ぶことが大事です。
適切な価格で質の高い工事を提供する会社を選ぶことで美しく耐久性のある仕上がりを実現し、長期的には費用対象効果の高い選択と言えます
見積書のチェックと会社選びに時間をかけることは決して無駄ではありません。