プレスリリース

社長 note

マンション管理の未来へ──DXで「人に頼る管理」から「データで支える管理」へ

 

私たちが住むマンション、そしてそれを管理する業界は今、静かに、しかし決定的に変化を求められています。
若手経営者である私たちは、この課題を「危機」ではなく「チャンス」と捉え、古い常識を打ち破るDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を提案します。
DXとは単なるシステム導入ではなく、マンションの資産価値を高め、未来の住まいを守るための必須戦略です。


1. 現状の課題:なぜ「ヒト」に頼る管理は限界なのか

多くのマンション管理の現場は、いまだに**アナログな「人海戦術」**に依存しています。
管理員による目視点検、紙ベースの報告書、時間のかかる理事会運営。
こうした非効率性が、結果としてオーナー・居住者双方のコスト増につながっています。

さらに深刻なのは、管理業界の人手不足と高齢化です。
📊 国土交通省「マンション総合調査」によると、管理組合の運営主体である理事のなり手不足や、現場を支える管理員の高齢化は年々深刻化しています。
これは、「人が常駐し、目で見て回る」という従来モデルが、労働人口減少という社会課題の中でもはや維持できないことを示しています。

このままでは数年後、

  • サービス品質の低下

  • 管理コストの高騰

  • 事故やトラブルの増加

が避けられません。
管理組合の皆様に求められているのは、この構造的課題に対する「次の一手」です。
その答えこそが、「無人化・自動化」を可能にするDXなのです。


2. DXの核心:コストを破壊し、サービスを進化させる

DXとは、単に紙をPDFに変えることではありません。
それは、管理業務のコスト構造そのものを根本から変える思想です。

① メンテナンス業務の「無人化」と「予知保全」

現在の管理費の多くは、定期的な点検や巡回に使われています。
しかし──その全てが「人でなければできない」業務でしょうか?

  • IoTセンサーの導入
    給排水ポンプ・エレベーター・貯水槽などにセンサーを設置し、
    稼働状況や異常を24時間リアルタイムで遠隔監視

  • AIによる予知保全
    データをAIが解析し、「故障する前」に異常を検知

    これにより、「壊れてから直す(事後保全)」から「壊れる前に防ぐ(予知保全)」へ。
    突発的な高額修理費と住民トラブルを劇的に減らせます。

② 管理組合運営の「透明化」と「簡素化」

「理事会が面倒だから役員をやりたくない」──多くの管理組合が抱える共通の悩みも、DXで解決できます。

  • クラウド型プラットフォームの活用
    議事録・会計・修繕履歴をクラウドで一元管理し、いつでもどこでもアクセス可能に。情報の透明性が高まり、意思決定がスムーズになります。

  • Web総会と電子議決権
    総会はオンラインで完結。理事会に出席できない方もスマホで議決可能にすることで、民主的で参加しやすい理事会運営を実現します。

結果として、理事の負担は大幅に減り、参加意欲も高まります。


3. 結論:DXは「守り」から「攻め」の資産戦略へ

私たち若手経営者は、マンション管理を「現状維持のためのコスト」ではなく、「未来の資産価値を高めるための投資」と捉えています。
DXによって非効率を削減すれば、浮いたコストを新たな価値創造
に再投資できます。

たとえば──

  • EV充電設備の設置

  • スマートロッカー導入

  • 敷地内デジタルサイネージによる広告収益化

これらはすべて、DXで生まれた余力を未来の資産へ変える行為です。
DXを実装するマンションこそ、将来的に選ばれ、価値を維持・向上させていく。
そしてそれは、日本の不動産市場全体の健全化にもつながります。


未来へのメッセージ

「管理組合も、経営視点で未来を見据える時代」です。
DXは単なるデジタル化ではなく、
“建物を守る”から“価値を創る”へという発想の転換です。
これからのマンション管理は、人の手に頼る優しさと、データで支える確実さの両立が求められます。
私たち経営者世代が、その変革をリードしていく責任とチャンスを、今ここで掴むべきです。


📘 出典・参考資料

  • 国土交通省「マンション総合調査」

  • マンション管理センター・事業報告書「マンション居住者の高齢化・管理の担い手不足」


終わりに
DXは“誰かがやってくれる”ものではありません。
それは、私たちが未来の管理・未来の街づくりを自ら設計する行為です。
この変化の波に立ち向かうのではなく、乗りこなす側に立ちましょう。

当社では業界を前進させるドライバーとしての役割を果たして参ります!

https://note.com/shimazakidaisuke/n/n40133361cfc0

社長 note

“知”のインフラ

 

当社の最前線で活躍している部署は間違いなく”施工管理”です。
なぜ”施工管理”が必要とされているか、真剣に考えてみました。
私の目から見える現実を話したいと思います。

 

「現実」=問題の構造化

1.談合・価格カルテル構造

  • 大規模修繕などの入札で、管理会社主導のクローズドな見積もりが常態化。

  • 多重下請け構造により適切な価格の透明性が失われ、競争が機能しない。

2. 管理組合の情報・知識の非対称性

  • 管理会社に技術的・専門的な判断を依存。

  • 管理委託契約書や修繕仕様書を理解できず、コスト・品質の検証が困難。

3. 修繕積立金のブラックボックス化

  • 改修計画がメーカーやゼネコン寄りに設定されており、住民側に不利益。

  • 蓄積された積立金が実質的に「業界の食い物」になっている。

4. 技術の喪失

  • 職人の技術は現場に属人化

  • 労働人口減少による技術継承ができない

5.施工管理者が正当に評価されていない

  • 管理者は「現場監督」ではなく「調整屋」と化している

これらはそれぞれ単独の問題ではなく、構造的に連鎖しています
知識の非対称性

意思決定の支配構造(管理会社優位)

価格の不透明化・談合構造

技術・品質より「調整力」が評価される文化

現場・技術者の地位低下

技術の継承断絶
この構造を「社会問題の因果ループ」として整理すると、「施工管理者の再定義」が必要だと答えが出ました。


目指している「未来」

2つの軸があります。

① 社会構造的理想

管理組合や技術者が「依存」から「主体」になる社会

  • 情報と判断を自分たちで扱える社会

  • 工事・管理の意思決定が透明で公正

  • 建設業が「信頼インフラ」として再評価される

② 人的理想

施工管理者が「現場を動かすだけの人」から「価値を創る人」へ

  • 職人の知を尊敬し、技術を翻訳して社会に伝える存在

  • データや知識を扱う知的労働者としての地位

  • 現場と社会の間に“倫理”と“知恵”を持ち込む媒介者


信じている「原理」

技術 = 良い工事 = 適切なマネジメント = 適正な価格

つまり、

  • 良い技術は正しい管理があって初めて社会に価値を残す

  • 管理とは「監視」ではなく「支える」こと

  • 適正な価格は倫理の結果である

「施工管理」という仕事は社会的”知”のインフラである。

 

https://note.com/shimazakidaisuke/n/n5cb20c60b458

社長 note

■ マーケットは「貸借対照表(BS)」である

こんにちは、【JID】 嶋﨑です。
建設会社を経営する中で最近強く実感していることがあります。
それは──「市場そのものが自社の資産(BS)」だということ。

今回はこの視点をベースに、建設業の予実管理の考え方を共有します。

建設業の経営は、どうしても目の前の現場自社の売上に意識が向きがちです。
しかし私が経営を続ける中で気づいたのは、
「市場(マーケット)」自体が会社の資産=BSということ。

例えば、地域のリノベーション市場が100億円あるなら、
その市場は私たち建設会社にとって眠っている資産とも言えます。
自社の売上は、その市場という資産をどれだけ活用できているかの結果です。

つまり、市場というBS(資産)の上に、自社PL(損益)が乗っている。
この感覚を持てるかどうかで、経営の数字の見え方は大きく変わります。


■ 「マーケットBS」を意識した予実管理。

この考え方を取り入れてから、私たちの予実管理は単なる売上・利益の管理ではなくなりました。
意識しているのは次の3つの視点です。

  • 市場(BS)全体を把握

  • 自社の売上=市場資産の活用度と捉える

  • PLは市場活用の結果と認識する

案件ごとの管理も、会社全体の損益も、
「市場の中で自社はどういうポジションか?」
という視点で捉えるようになったのです。

年々成長する企業において単なる売り上げの積み上げの予算構築は非常に難しいです。万が一大型PJの工期がズレるなんて事が数件起きただけでも、一生懸命作成した予算が意味をなさなくなります。

しかし、このようなことを想定し緻密に予算を組めば組むほど主観的予算となっていきます。それでは市場を活用することが出来ず、結果としてPLにインパクトしない結果となります。

■ 成長期の基盤を作りアクセルを踏む。

マーケットと連動した予算を作成するにはどうすれば良いか。
まずは3カ年でのゴールを明確に決めそこから逆算することが大切になると考えまいた。

私もざっくりと中長期的な計画はあるものの、その計画を超える成長を求めすぎてしまったり、逆に希望的観測要素が含まれたりしていましたのは事実です。

そこで3年後のマーケットはどうなっているだろうか自社事業のマーケットのみならず、付帯する業界のマーケットの動向も考慮しながら予測を立てることにしました。

その上でシェアの目標値を設定し逆算することで初めてターゲットとなる企業であったり、必要人材が見えてきます。

私自身、足元の状況とのギャップに絶句したのを覚えています。

しかし、やるべきことが明確になれば後は思考を止めてやり切るだけです。
予算を元に各部署のKPIを設定し行動を管理していく。
差異が生まれれば埋めていく。

この繰り返しで仕組みを築いていく中で、最終的なPLがマーケットと連動しているのであれば成長期の素地ができたと判断しても良いのではないでしょうか。


■ 結論:若手経営者こそ、市場視点で数字を見るべき

建設業は、職人仕事・現場主義のイメージが強いかもしれません。
でも本質はマーケット資産の活用業です。
市場規模というBSを前提に、自社のPL(利益)をどう設計していくか。

私たち若手経営者こそ、

  • 「マーケットBS」

  • 「自社PL」
    この2つの関係性を数字で捉えるべきだと感じています。

私は、主観的な予算計画ではなく、まずはマーケットとの連動する予算計画を作り、テクニカルな戦略への移行が重要だと考えます。
(テクニカルな戦略を考えている時間が最も面白いとは思いますが)

 

https://note.com/shimazakidaisuke/n/n64e42acdd082

社長 note

リノベは「手段」ではない、新しい産業だ!

 

リノベーション市場の拡大と背景

日本国内における新築住宅着工数は、ここ10年で減少傾向にあります。一方で、全国には約850万戸もの空き家(総務省調査)が存在し、「建てる」から「活かす」時代へと住宅政策もシフトしています。

空き家活用とストック型社会

新築に比べて低コスト・短工期で住環境を改善できるリノベーションは、住宅政策の中心にもなりつつあります。
政府も「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や各自治体のリノベに関する補助金があり支援強化傾向にあります。

ユーザー意識の変化

若年層を中心に「新築にこだわらない」価値観が定着しライフスタイルに合わせた空間設計や素材選定が可能なリノベに魅力を感じる人が増えています。
コストと自由度のバランスが良いのが決め手なのかもしれません。

脱炭素・SDGsとの親和性

解体せずに既存構造を活かすことで、建設時のCO₂排出を大幅に削減可能。環境配慮の観点でもリノベは注目を集めています。

画像

建設業におけるリノベーションの位置付け

建設業界において、リノベーションはすでに“周辺事業”ではなく“主力領域”に進化しています。

マンション・店舗・オフィスの改修が急増

特に首都圏では、築20~40年のビルやマンションをリノベーションして再生する案件が増加。
商業施設・オフィスにおいても「入居テナントに合わせたコンバージョン(用途変更)」が求められています。

新築よりも求められる“設計力・提案力”

現場ごとに異なる建物条件を踏まえ、法規制や構造制約の中で最大限の価値を引き出す力が問われます。
「図面通りに施工」ではなく、「ゼロベースから価値を作る」仕事になりつつあるのがリノベーションです。

“空間再生”から“街の価値再生”へ

単体の建物改修にとどまらず、街区やエリア単位での再生プロジェクトへの参画も進んでいます。

現場から見た課題

職人さんの高齢化&多能工不足

壊す・組む・直す…リノベは幅広い技能が要求されるため、専門業種の知見のみならず周辺業種への理解度が求められます。
これは職人のみならず施工を管理する現場監督にも当然言えることです。

材料費・人件費コストアップ

価格高騰により「安さ勝負」では難しく、付加価値提案で顧客理解を得る工夫が必要となってきます。昨今外国人技能実習生が施工することが多い建設業ですが、コミュニケーション、文化の壁を感じるのも現実です。

【JID】として

当社(株式会社J.I developer 通称JID)
では一棟レジをはじめ、オフィスビル、商業施設と幅広くリノベーション工事を行なっております。
各物件にそれぞれの物語があり、求められる期待も異なります。

雨漏れを直してほしい
付加価値をつけて賃料を上げたい
リノベーションをして理想の住まいを作りたい

お客様に合わせた施工が可能でございます。

ご提案時には3Dパースを使用したご提案もさせていただき
素材選びから最適なリノベーションをご提案させていただきます。

新鋭のゼネコン企業として、
お客様の期待を超えた感動をご提供させていただきます!!

 

https://note.com/shimazakidaisuke/n/n774d4f483631

社長 note

今回は自己紹介を記載しようと思います。

-なぜ今noteを始めようと思ったか

私自身、今までsnsなどの発信活動に消極的でした。
来年に向けて新たな挑戦をしたく、今まで消極的であった発信活動に取り組む事にしました。

このnoteでは、私自身のありのままのを書いていこうと思います。

-自己紹介

私、嶋﨑大輔と申します。
1997年 東京都生まれ神奈川育ちの28歳です。

職業は株式会社J.I developer (本社横浜市西区)の代表取締役を務めております。
事業内容等はまたの機会に書きたいと思います。

趣味はサウナに入ることです。
サウナ6分+水風呂1分+外気浴3分を3セットを心がけております。
身体的疲労回復のみならず、思考の時間として大切にしています。

-ビジネス

私のビジネスパーソンとしての側面はベンチャー企業の社長です。
約30名程度の仲間と共に社会的インパンクトを起こせるよう日々奮闘しています。

課題の抽出、解決を繰り返し、企業成長していく姿がたまらなく楽しいです。
我々は何を変えることができ、また何を残せるのか。

そんな大志のもと集まってくださる仲間には本当に感謝しています。
だからこそ私は成し遂げなくてはならないことがたくさんあります。

毎日必死に取り組んで参ります!!

 

https://note.com/shimazakidaisuke/n/na11b3d836280?app_launch=false