2025年12月01日
20代経営者割合0.1% レガシー産業での経営とは!
私は建設業という非常にレガシーな産業で経営をしています。
建設会社の経営者の平均年齢は約60歳
当社の年商規模で創業経営者20代企業は全体の0.1%です(帝国データ調査)
私のキャリアは大学1年時に起業しており、
社会人経験0、業界経験0、貯金0からスタートしています。
そんな、ある意味特殊な人材である私が
レガシー産業での経営の心得について書いてみます。
レガシー産業は追い風なのか向かい風なのか。
私は勤めた経験がなく全てが0ベースで踏み出しています。
はっきり言って、向かい風です。
肩を並べていく企業は設立数十年から中には百年企業などです。
信頼、実績、過去ベースでの評価基準では何一つ勝てません。
そして何より、基本全方位から足元を見られます。
この環境を理解できるまでは歯痒い思いをたくさんしました。
これは私だけでなく当社メンバーの全員が経験したことのあることです。
修行という名の搾取
職人の世界では”石の上にも三年”の言葉の如く修行期間があるとされています。
特に建設業は技術力+専門知識+経験がセオリーであるとされており、また私もそう思います。
私自身も初めの数年間1社の会社から仕事をいただいておりました。
仕事といっても1日18,000円で1作業員として稼働するのみです。
取引先の社長から”俺が請負のお仕事を貰えるまで13年かかったから、お前もそのくらいはかかる”と言われ続け、業界の常識なのだと思っていました。
ただただ、ピンハネをされ続けていることにどこかで理解をしつつ常識を信じ、思考停止していたのかもしれません。
時には常識を疑う事が大切。
数年修行が続きましたが、全く事業が成長しません。
当然です。
本当に修行って必要なのか、
もう一度ファクトベースで整理することにしました。
市場分析から競業分析まで徹底的に分析した仮説を実行しPDCAをとにかくぶん回しました。
そして、当社の真骨頂であるマーケティング手法が誕生しました。
その後、年200%以上の成長をし続けています。ここではマーケティングに関しては公開できませんがレガシー産業だからこそ、上手くハマった戦力だと自信を持って振り返ります。
0.1%の理解
私は先で記載の通り、圧倒的に若手経験者です。
そのことを本当の意味で理解することが重要です。
先輩方の知識、経験と真っ向に戦うなんて無謀です。社長だからと言ったプライドなんて荷物でしかなく素直に聞けばいいんです。
見て学べの業界でも聞きまくります。そしてウザがられます。
建設業に限らずレガシー産業で、踏ん張っている何者でもない方々へ
時折、批判されることもありますが
その乗り越え方も0.1%を理解することです。
批判される方々は5年後10年後おそらく業界にいません。
このマインドわりと最強です。
でもこれは事実です。気にしている暇なんてないんです。
先人の技術経験を伝承し続けることの方があまりにも大きな使命だからです。
私たちにしかできないことを追求し、
レガシー産業に新たな価値をデベロップしていきましょう!!


